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更新日:2020年5月11日
下谷、菅沢地区は、本市の市街地より北方へ約15kmの山間部に位置し、昭和29年に本市と合併する以前は、米川村の中心部として機能していた。現在も市の出張所、小学校、児童館などの公共施設が存在し、約400人の集落地である。
昭和41年に、錦川総合開発事業の一環として菅野ダムが建設され、同ダムの利水開発を図るために、随道(ずいどう)建設が実施された。この工事に起因して同地区に飲料水及び灌漑(かんがい)用水の枯渇がおこり、このため山口県は補償工事で専用水道施設を建設した。
しかし、施設の老朽化が進むにつれて、維持管理や水源などの問題から、例年水不足と水質不良に悩まされ、特に梅雨時期には濁度が高くなり、保険衛生面からも簡易水道の建設が待望されていた。
昭和49年度に末武川ダム建設事業の決定に関する、水源地域対策特別措置法の適用による整備計画の一環として、山中川を水源とする簡易水道施設事業の認可を昭和54年4月に得て、同年7月に着工した。翌55年3月浄水能力144立方メートル/日の下谷浄水場をはじめとする簡易水道施設を総事業費121,592千円をもって完成させた。
事業開始から下谷、菅沢地区に給水を行っているが、下谷浄水場や送配水管等の主要施設のほとんどが、建設より30年以上経過し、老朽化による漏水件数が増加及び有収率の低下が顕著になったことから、平成24年3月策定「下松市簡易水道事業中期経営計画」に基づき、平成24年度から平成26年度の3箇年計画で施設更新事業を実施した。
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