ここから本文です。
更新日:2025年2月28日
台風や豪雨等により浸水が起きた場合には、下水道やし尿槽の汚水などが逆流し、家屋等が汚染される可能性があります。消毒は、汚れのない状態でないと効果を発揮しません。浸水箇所の拭き取りや洗浄で十分に汚れを除去し、十分に乾かした後、消毒をするようにしてください。
室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。
床下や庭などの消毒は原則、不要です。床下に土砂や水分が残っていると、その湿気により家の基礎などに影響が出る場合があります。
床下に消石灰を撒く効果については、明確に示されたものがありません。水に溶けた消石灰は、強アルカリ性となるため、目や皮膚につかないように、また、口に入らないよう注意してください。
消毒薬を使用する際は、取り扱い説明書に従って事故が起こらないよう注意してください。過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。消毒薬は、お近くのドラックストアやホームセンター等で購入できます。
【消毒方法の例】
対象 | 消毒薬 | 希釈濃度 | 使用方法 |
屋内 |
塩化ベンザルコニウム (逆性石けん) |
0.1% |
泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。その後、薄めた消毒液を浸した布などでよく拭く。 噴霧器を使用する場合は、濡れる程度に噴霧し、風通しをよくしてそのまま乾燥させる。 |
食器類 |
次亜塩素酸ナトリウム |
0.02% |
水洗いの後、消毒液に5分以上浸し、水でよくすすいで乾燥させる。 |
手指 |
アルコール系消毒薬 |
不要 |
流水で汚れを洗い流した後、石けんでよく洗い、流水でよく洗い流す。その後、乾いたタオルなどで水分をふきとり、アルコール系消毒液で消毒する。 |
消毒薬を取り扱う際は、ゴム手袋などを使用するともに、皮膚や目にからないように注意してください。
震災がつなぐ全国ネットワークが作成した冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~を参考にしてください。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ