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更新日:2023年3月23日

内水ハザードマップに関するよくある質問

Q1.内水ハザードマップとは?

大雨時に下水道や水路などから浸水が想定される区域や浸水深などの情報をまとめたマップです。

今回は、下水道計画区域のうち、過去に浸水実績があるエリアを対象として、想定最大規模降雨(143mm/時)、既往最大降雨(86mm/時)、計画降雨(55mm/時)の3段階で作成しています。

Q2.なぜ内水ハザードマップが必要なのですか?

下松市では、1時間あたり55mmの降雨に対応する下水道整備を進めていますが、整備にはまだまだ時間がかかります。また、近年では下水道の排水能力を超えるような大雨が増加しており、下水道の整備だけでは対応しきれません。

内水ハザードマップで、ご自宅や、職場、学校の周りの浸水予測の程度をご確認いただき、日頃からの備えや対策をとっていただくようお願いします。

Q3.内水ハザードマップはどのように作成しているのですか?

雨水管や水路などの位置や大きさ、土地の高さなどをデータ化してシミュレーションを行い、その解析結果を基に作成された浸水想定区域図から作成しています。

解析では、パソコン上で専用のソフトを用いて解析の対象とする雨を降らせると、雨水管や水路などに雨水が流れ込み、排水能力を超えるとマンホールや水路、雨水ますから雨水があふれて、低い土地に溜まるようになり、その結果、浸水が想定される区域としてあらわされることになります。

Q4.想定最大規模降雨(143mm)はどのように決めたのですか?

国の基準(「浸水想定(洪水、内水)の作成等のための想定最大外力の設定手法(平成27年7月)(国土交通省・水管理・国土保全局)」)により定めています。国の基準では近隣の流域における降雨が同じように発生すると考え、国内を降雨の特性が似ている15の地域に分け、その地域内で過去に観測された最大となる降雨量を用いて設定されています。

Q5.内水ハザードマップと洪水ハザードマップの違いは何ですか?

内水ハザードマップは、下水道や水路などの雨水排水能力を上回る大雨が降って、下水道や水路などの排水施設の能力不足や河川の水位上昇によって雨水を排水できないで発生する浸水を示したものです。

一方、洪水ハザードマップは、主に河川の水が堤防を越えることや堤防が決壊することで河川の水があふれて発生する浸水を示したものです。

内水と洪水では、想定している条件や浸水想定区域が違うことから、別のマップにしています。両方のマップで浸水の危険性を確認してください。

Q6.内水ハザードマップで着色されているところでは、大雨の時に避難が必要ですか?

内水(下水道、水路からの浸水)では、浸水深がそれほど大きくならないため、2メートル以下の浸水深であれば2階に移動するなど、安全な場所へ移動することで被害を軽減できます。20センチ程度の水深でも水の流れによっては歩行が困難となりますので、無理して屋外へ移動すると危険な場合もあります。

ただし、洪水(河川氾濫による浸水)が発生、もしくは発生する可能性があるため避難情報が発令された場合は、洪水ハザードマップに記載されている避難所へする必要があります。

Q7.自分でできる浸水対策はありますか?

側溝や雨水ますをふさぐことのないように清掃をしたり、浸水が想定される区域では、自宅入口を家にあるもので浸水を防ぐ用意をしましょう。土のうやレジャーシートに包んだプランターなどで家の中への浸水を防ぐことができます。排水口から逆流する可能性もあるので、水のうなどで防ぐ対策も有効です。

また、大雨時にはお風呂などの大量の水を排水するのは控えてください。

Q8.過去に下松市で降った最大の降雨はどれくらいですか?

昭和51年以降に発生した降雨の中で、平成30年7月5日に気象庁アメダス(下松)において記録された時間降雨86mmが最大です。(令和5年2月現在)

Q9.現実にこのような被害が発生するのですか?

あくまでシミュレーション(計算上)における浸水の危険性を示したものです。実際の雨は様々な降り方をするため、シミュレーションどおりの浸水が現実に生じるとは限りません。また、今回の想定降雨を超える雨が降った場合はさらに浸水区域が増える恐れがあります。

なお、これまでの浸水実績と浸水想定区域を比較したところ、発生箇所が概ね整合していることを確認しています。

Q10.内水ハザードマップが作成されていない(シミュレーション範囲に含まれていない)地域に住んでいる人は、どのように活用するのですか?

それらの地域にお住まいの方にも、外出中に内水氾濫に遭遇する場合が考えられますので、職場や学校のほか、通勤や通学路などにある浸水想定区域や危険箇所を知っていただき、日頃からの備えとしてご活用ください。

まずは過去の内水浸水実績の多い地域を中心にシミュレーションを行いましたが、今後対象地域を広げていく予定です。

Q11.土地が造成された場合や整備が進んだ場合は、浸水範囲や浸水深が変わりますか?

土地が造成された場合や整備が進んだ場合は、想定する浸水範囲や浸水深が変わります。下松市では、このようなことを考慮して下水道の整備状況に応じて、内水ハザードマップを更新する予定です。

お問い合わせ

所属課室:上下水道局下水道課下水道課

山口県下松市大手町3丁目3番2号

電話番号:0833-45-1859

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