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更新日:2020年5月11日
山口県が末武川総合開発事業の一環として、昭和49年4月に国の承認を得て、下松市高垣地区に多目的ダムとして建設事業に着手した末武川ダム(湖称「米泉湖」)は、末武川ダム対策協議会をはじめとする地元の深い理解と協力のもとに平成3年2月にダムの本体工事が完成し、その後湛水(たんすい)試験及び周辺環境整備工事を終り、平成4年4月1日から正式に供用を開始した。
なお、本事業による工事は、当初河川管理者山口県知事、工業用水道事業者山口県企業局と水道事業者下松市の三者の共同施工とし、河川管理者以外の二者は分担して施工すべき部分の工事を河川管理者に委託して施工していたが、昭和56年から水道事業者に徳山市が新たに加わり、徳山市施工部分についても河川管理者に委託し、工事が進められたものである。
(注)
「徳山市」は、平成15年4月から「周南市」として発足。
区分 |
開発水量 |
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工水 |
山口県 |
0.109立方メートル/秒 |
9400立方メートル/日 |
上水 |
下松市 |
0.267立方メートル/秒 |
23100立方メートル/日 |
徳山市 |
0.094立方メートル/秒 |
8100立方メートル/日 |
|
計 |
0.470立方メートル/秒 |
40600立方メートル/日 |
ダム | |
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ダムの名称 | 末武川ダム |
河川名 | 末武川水系末武川 |
位置 |
下松市大字瀬戸字戎ヶ谷(左岸) |
高垣(右岸) |
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形式 | 中央コア型ロックフィルダム |
堤高 | 89.5m |
堤頂長 | ロック部275.0m |
コンクリート部30.0m | |
堤頂幅 | 10.0m |
のり勾配 | 上流1:2.5下流1:1.9 |
堤体積 | 2,723,000立方メートル |
堤頂標高 | EL151.5m |
地質 | 片状ホルンフェルス |
常用洪水吐 | 自由越流堤(L=80m)付 |
自然調整方式 | |
(オリフィスB=3.9×H=3.74m) | |
非常用洪水吐 |
横越流水路式L=110.0m |
貯水池 |
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集水面積 |
44.1k平方メートル |
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湛水面積 |
0.687k平方メートル |
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湛水延長 |
2.7km |
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総貯水容量 |
19,570,000立方メートル |
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有効貯水容量 |
18,770,000立方メートル |
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洪水調節容量 |
5,770,000立方メートル |
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都市用水容量 |
11,350,000立方メートル |
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不特定利水容量 |
1,650,000立方メートル |
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堆砂容量 |
800,000立方メートル |
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設計洪水位 |
EL149.00m |
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サーチャージ |
EL146.60m |
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常時満水位 |
EL137.20m |
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最低水位 |
EL93.20m |
水没補償 |
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家屋 |
42戸 |
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田 |
931a |
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畑 |
424a |
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山林 |
8401a |
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原野 |
28a |
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宅地 |
370a |
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その他 |
1714a |
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県道(付替) |
5153m |
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市林道(付替) |
6130m |
(注)ELは標高。オリフィスは流水口。Bは幅。Hは高さ。Lは延長。
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